めっしゃあ

今日はけんちんうどんを昼食に食べた。
具は里芋、ごぼう、にんじん、椎茸、竹の子、鶏、ねぎ(だったかな?)。
ぶっといごぼうが素晴らしく、出汁も上品ながらきっちり基本を押さえた非常に良いお味。
このお店は蕎麦はいまいちだがうどんは非常に美味しい。
どちらも手打ち。
風邪を引いている事もあって暖かい物を、と頼んでみたが大正解だった。
ちょっとお値段は高めだが、漏れ的これは良いものだ認定。
秋葉原のしなのと言う、うどんと蕎麦のお店でした。

夕飯は駅前の前から気になっていた中華料理屋で青椒豚肉絲定食をいただく。
見かけは場末の中華屋!ってな感じで、中もやっぱりそんな感じだった。
が、味は普通だった。
見かけから、めさくさ旨いかもしくは不味いかの二択を予想していただけにちょっと意外。

ぱくぱく食べている時に、ふと中島らもの事を思い出した。
あの人のエッセイには食い物の話題が多い。
その中にカタ焼きそばに酢とカラシをぶちまけて食う話がある。
思えば、漏れが今青椒豚肉絲に酢をかけているのも、中華スープに酢をかけているのも、すべてはそれが発端だった。
今じゃ酢を入れないラーメンなんて考えられない(投入するのは麺も少なくなった頃合いだけど)。
でも、それを教えてくれた中島らもは死んで、居ない。
なんだか無性に悲しくなった。
が、すべて食べ終えて満腹になったらそんな感傷はふっとんでしまった。
人間なんてこんなもんだな(;´Д`)