続き

25日からの続き。
届いたメールを読んで鬱になる。
鹿児島空港から市街地へと向かう高速バスの中でちょっと涙しながらケリをつけて心機一転。
金生町のバス停で降りて、まずは明日の確認のため港へ向かう。
空港の観光案内所で貰った地図を頼りにすっちゃすっちゃと歩く。
鹿児島に降り立ってからの天候は晴れ時々曇りで、ただ風が強く吹いていた。
それが港に近づくに従って強くなっていく。
日が当たると暖かいのにねーと思いながらバス停から十五分ほどで南埠頭へ。
港の周辺は公園にもなっていて、そこの東屋から正面に見える桜島をぱちりと一枚。
行って乗船カウンターの料金やクラスの掲示を見てから気が付く。
フェリーは南埠頭だけど、乗るつもりのジェットフォイルは北埠頭じゃん!
と言うわけでせこせこ北埠頭へ。
こうなったら意地でも確認してやる。
( '-')ノ 確認してきました。

さて余計に歩いたせいでそろそろ足が疲れてきた。
さっさと宿で休みたい。
だが、勿論目星も無く予約も取ってるわけないのでこれから宿探しだ。
地図から察するに天文館というところがここいらの中心地らしい。
と言うわけで歩く歩く歩く。

途中何軒か値段を見たり設備を見たりするも、東横インの「無料ネット接続完備」と言う殺し文句に捕まる。
一泊朝食付きでシングル6090円也。

荷物を下ろしてほっと一息。
まずはデジタル関係の充電を行う。
DVは家を出るぎりぎりに新品状態で届いたので充電されていない。
ノートで多少ギコギコした後、外へ食事に行く。
ふらふらと繁華街を歩いて目に付いたのは薩摩揚げ屋。
実に旨そうな匂いを放っている。
これは後で土産に買おうと堅く心に誓う。

せっかく海が近いのだからと入った店は鮨屋。
おまかせ握りを一人前とお茶を頼む。
そしたら前菜として骨をかりっと揚げた骨せんべい(魚の種類は忘れた)と
美味しそうな煮物が出てくる。
こんなの出されちゃビール飲むしかないでしょ、と言うわけで一本頼んでしまう。

寿司の味はまぁまぁ。
でも握った寿司の上にキャビアやウニや金箔を載っけるのはなんか違うと思う。
アクセントにはなるけど、大して旨い組み合わせじゃない。
それよりもっと良い海苔を使え良い海苔を!
と思いつつも一人前を平らげたあと色々頼んでしまう。
東京から来たのでこちらでしか食べれないものを、と頼んだらさよりと締めてない鯖をあげられる。
美味。
しめて6300円也。
妥当な値段だけど宿代より高くなってしまって反省。

その日は大人しく宿に帰ってT3のホーダイに参加して風呂入って就寝。

二日目。
七時半に起床。
朝風呂に入り、ロビーに降りて朝飯を食べる。
東横インはおにぎりと漬け物とみそ汁が無料なのだ。
おにぎり三個とみそ汁漬け物を平らげてチェックアウト。
昨日のうちに下調べしていた北埠頭へすっちゃすっちゃ。

乗るのは鹿児島-種子島(西之表)間を結ぶジェットフォイル、その名もロケット。
片道4500円也。
結構人が居たので心配だったが、乗ってみたらガラガラだった。
船内ではでかいPDPと液晶で衛星放送を流していた。
そうこうしているうちに出発。
キーンと甲高い音がやかましいが、それも最初だけであとは普通のバスと同じ程度の騒音。
と言うか一番驚いたのはその速度と安定性だった。
最大時速が90kmくらいってのは船としては破格ではなかろうか。
さすがジェットフォイル。
揺れも高速バスと同じ程度で、ちょっと感動。